
銃器追加ルール
「ベーシック」では細かく触れられていないので、少し銃器/爆発物
に関するルールを追加します。
追加、変更事項
射程に関して
武器表に表記されている銃器の射程は、有効射程距離です。有効射程距離内であれば何の修正もありません。
銃器の最大射程距離は記載されている射程の2倍です。有効射程から、「正確さ」×10m遠くなるごとに技能レベルに−1の修正がかかり、致傷力に−1されます。
ただし、このルールは発射筒類には適用されません。発射筒類は有効射程距離が最大射程となります。
反動に関するルール
体力が必要体力に足たない銃を撃つと、必要体力に1足りないごとに反動が1点増加されます。その場合、体力−増えた反動値で判定します。失敗すれば、銃の反動値の2分の1m、後方に吹っ飛び、転倒します。ファンブルすれば、持ち手に反動値ぶんだけダメージを受けます。判定に成功しても、反動値の2分の1秒無防備状態となります。この無防備状態はターンのはじめに体力判定を行ない、成功すれば解除されます。
噴進弾/擲弾に関するルール
噴進弾は後部の推進剤を燃焼させながら飛行し、弾頭に充填された炸薬によって、高い貫徹、殺傷力を有した兵器です。一言でいうとロケットです。
擲弾は炸薬を充填した物体を空砲によって発射し、落下地点に小規模の爆発を引き起こす兵器です。一言でいうとグレネードのことです
噴進弾/擲弾、ともに爆風によって周囲に衝撃ダメージを与えます。(ガープス・ベーシック357項参照)
噴進弾/擲弾を発射するには発射筒が必要です。これらは噴進弾発射筒、擲弾発射筒と呼ばれます。
発射筒には一回しか発射できない、使い捨てタイプのものがあります。使い捨てのものは、一発分の弾薬付きで通常の発射筒の価格の3分の2です。(端数切り上げ)
擲弾には手投げ式のいわゆる手榴弾が存在します。手榴弾は、ピンを抜いて5秒後に爆発します。5秒以内でも信管に衝撃を与えれば爆発します。普通、手榴弾は投げると、信管を下向きにして落下しますので、落ちれば5秒も待たずに爆発します。
手榴弾は、発射筒で発射できるものと、射程以外は変わりません。射程は「投げる」のルールで決めてください。
弾薬の装填
弾薬の装填法は各銃器でことなります。以下が各銃器の装填法とその所要時間です。
なお<再装填>技能は拳銃以外の銃器では使用できません。
拳銃(元折れ/スイングアウト式)
シリンダーを出し、排莢 1秒
排莢 1秒
装填(1発につき) 1秒
シリンダーを収納する 1秒
拳銃は、クイックローダーを使用した場合、2秒ですべての弾を装填できます。クイックローダーは各口径に合わせて用意しなければなりません。価格は5、重量は「軽い」です。
小銃(ボルト・アクション)
ボルトコッキング、排莢 1秒
装填(1発につき) 1秒
ボルトを戻す 1秒
ボルト・アクションの小銃はクリップを使用すれば、2秒ですべての弾を装填できます。クリップは各口径に合わせて用意しなければなりません。価格は5、重量は「軽い」です。
散弾銃(元折れ式)
銃身を折り、排莢 1秒
装填(1発につき) 1秒
銃身を戻す 1秒
発射筒(元折れ式)
銃身を折り、排莢 1秒
装填(1発につき) 1秒
銃身を戻す 1秒
装薬に関して
弾丸は装薬を増やして強装弾することができます。強装弾にすると致
傷力に+1Dされますが、反動がさらに1点増えます。
強装弾の価格は通常の弾の価格×1.2倍です。
銃剣
銃身の先端に取り付ける小型の刃物で、銃を使った白兵戦に使用しま
す。銃剣には、小型ナイフ型とショートソード型があり、銃剣単体ではただの小型ナイフかショートソードとして扱います。
拳銃には小型ナイフ型しか取りつけられません。小銃のような長銃身の銃にはショートソード型も取りつけられます。
拳銃に取りつけた銃剣は大型ナイフのデータに準じます。(ただし使
用する技能は「ナイフ」ではなく「拳銃格闘」。)
ライフルに取りつけた銃剣は、形に関わらず、重量を除くデータはスピアとして扱います。(このときは「槍」技能ではなく「小銃格闘」
を使用しても可。)
銃剣の価格はそれぞれの武器のデータです。小型ナイフ型ならば小型ナイフ、ショートソード型ならばショートソードのデータを使用します。
銃剣は銃と一体型にすることができます。一体にすると、銃の重量に銃剣の重量が足されます。一体型の改造費用は20です。
なお銃に銃剣を取りつけるには2秒、一体型では準備に1秒必要です。
弾種
「ミドガルド」の火器には様々な弾種が存在します。以下はその種類とその説明です。
拳銃/小銃弾頭には通常弾のほかに以下の弾種があります。
徹甲弾
弾核に質量の大きい金属を使用し、硬い被膜で覆ったもので、貫徹力を強化したものです。徹甲弾の前では目標の防護点は半分とみなし(端数切捨て)、弾体エネルギーが貫通に使用されるため、防護点を超えたダメージが半分になります。
徹甲弾の価格は通常弾の1.5倍です。
軟弾頭弾
弾頭に柔らかい金属を使用し、目標に命中すると、貫通せず爆発するように目標内で広がり、よりいっそうに殺傷力を高めた弾丸です。軟弾頭のため貫徹力は低く目標の防護点を2倍とみなし、エネルギーが100%破壊に使用されるので、防護点を超えたダメージは2倍になります。
徹甲弾の価格は通常弾の1.5倍です。
散弾銃には通常弾(鹿弾)のほかに以下の種類の弾種があります。通常弾を「よけ」る場合、「よけ」に−1されます。
散弾
仁丹粒程度の小さな鉛球がぎっしりと詰まっており、発射とともにそれが円錐状に飛び出し、命中精度を高めたものです。
散弾のパターンは銃口から5m離れるごとに円錐状に1mづつ拡散します。拡散するごとに命中判定に+1、ダメージが半分になります。
拡散された散弾を「よけ」る場合、1m拡散するごとに「よけ」に−1されます。また、拡散した散弾の範囲内にいるものも上記のルールが適用されます。
一粒弾
散弾ではなく、大人の親指の第一間接程度の鉛の塊が一つ封入された貫徹、殺傷力重視の弾丸です。弾体自体に旋条溝があり、射程がなんと10倍になります。それ自体重く、質量があるのでかなりの貫徹力を持ちますので、目標の防護点は3分の2とみなします。しかし散弾銃より小銃に近い扱い方になるので、命中判定に−1の修正があります。
噴進弾/擲弾には通常弾のほかに以下の弾種があります。
徹甲弾
徹甲弾は炸薬の量を減らし、弾体を固い金属被膜で覆い貫徹力を高めたものです。徹甲弾の前では目標の防護点は半分とみなし(端数切捨て)、弾体エネルギーが貫通に使用されるため、防護点を超えたダメージが半分になります。また、衝撃によって隣接へクスにダメージを与えることがありません。
徹甲弾の価格は通常弾と同じです。
破砕弾
破砕弾は炸薬とともに破片を封入し、対人殺傷力を高めたものです。榴弾とも言います。「ベーシック」の357項の破片によるダメージを参照し、弾薬の種類に関係なく3Dの「切り」ダメージを与えます。
破砕弾の価格は通常弾の2倍です。
照明弾
照明弾は発射筒で発射するもので、上空に打ち上げ、持続性のある照明とする戦闘補助用の弾です。上空に撃てば、噴進弾/擲弾が与える最大ダメージ×2秒、暗さによる修正を無視できます。(小型擲弾ならば最大ダメージ24なので48秒間、照明として機能できます。)
照明弾を直射した場合、与えるダメージは通常と変わりませんが、爆風と破片でダメージは与えられません。目標が引火物であれば必ず引火します。
照明弾の価格は通常弾の1.5倍です。
煙幕弾
煙幕弾は爆発せずに煙幕を噴出し、目くらましや、いぶりだしのための戦闘補助用です。このタイプは致傷力のサイコロ分、落下地点の周囲ヘクスに煙幕を張ります。煙幕の中は非常に視界が悪く、−6の視界修正があります。煙幕の外から煙幕内はほとんど見えず、−8の視界修正があります。
煙幕は無風であれば致傷力の1Dにつき1分間は存在します。風が吹けば、その強さによって十数秒で、どこかへ流れていきます。
煙幕弾の価格は通常弾と変わりません。
閃光弾
爆発時に爆風を出さずに、マグネシウム等を燃焼させ、眩い閃光を発する戦闘補助用です。効果は呪文の≪閃光≫と同じです。(ガープス・マジック192項参照)
閃光弾の値段はグレネードの価格の1.5倍です。
制圧弾
強烈な光とつんざく音を発し、範囲内の知覚を持つ生物を一瞬にして無力化する、その名の通り制圧用のものです。
光の効果は呪文の≪閃光≫と同じです。音は致傷力のダイス分、落下地点の周囲ヘクスに鳴り響き、範囲内の生物は、生命力−5で判定します。失敗すれば致傷力の振れるサイコロ数秒、朦朧状態となります。
制圧弾の価格は通常弾の価格の2倍です。